年の瀬に有名酒造の酒粕から考える終活
- 2023年12月29日
- 読了時間: 3分
ブログ、久々の更新となりました。
老眼納棺師です。
冬になると、納棺師的には色々思うことはたくさんあるのですが、
今日はこれ!

酒粕~♪
私が暮らしている地域にはたくさん有名な酒蔵がありまして、良質な酒粕を購入することができるのです。
油長酒造の風の森の酒粕は、この地域でもレアなので、ある時に結構買っておかないとなくなっちゃう。
実はうちの夫さんは、かす汁が大好きなんですよ。(どうでもいい情報)
で、酒粕が買える季節になると、できるだけ欠かさずかす汁を作ってほしいと言われるくらいに大好き。
我が家では、こういう時に
「ほな、納棺の時に入れて欲しいものの何位くらい?」
というような会話が繰り広げられます。
もちろん、かす汁は1位なんですが・・・
そのついでに、ちなみに服は何着せて欲しい?
なども聞くようにしています。
我が家はお葬儀屋さん家族なので、こういうお話はそんなにためらいなくできる環境ではあります。
「終活」
というとノートを用意して、自分の思いを書き留めておく。という準備をすることも多いかと思います。
もちろん、こういうお話を気軽にできるお家ばかりではないと思うので、そういう場合にはノートなどがとても大切なアイテムとなることは間違いないです。
ですが、こういった会話の節々に、心に留めておく瞬間や言葉、想いというのはあふれていると思っています。
年末年始、家族が集まることが多い時期でもあると思います。
何かのきっかけで、送る、送られるお話ができるといいなあと思います。
我が家は、仕事柄、年末年始感はあまりありませんが、家族で集まる時(お盆や年始)にできるだけしずらいお話もするようにしています。
例えば、
★今はまだ元気にパートにも行かれているお義母さんですが、もしも、介護が必要になった時に、絶対に自宅にいたいか?それとも、施設に入りたいのか?同居でもよいのか?
↑私たちは同居でいいと思っていても、本人の希望がわからないので確認しています。
★万が一のことがあった時のお寺は、今のままでよいのか?それとも寺院は介さないのか?
↑私たちは無宗派でよいや。と思ってはいてもお義母さんはお義父さんを見送ってくださったお寺さんに読経してほしいというのが本人の希望。
★家にある荷物で残しておいて欲しいものがあるのか?
↑お義母さんは綺麗好きなので片付いていはいるが、その中でもできれば残して使ってほしいと思っているものがあるかもしれない。
とか、いろいろ・・・もっと深刻な問題もたくさんある場合もあります。
お墓の行く末やら、仏壇のことやら。
人の考えというのは日々変化していくものなので、一度聞いていても何かの折に確認をしておくと良いのかな?と思っています。
食べ物の好みだって、結構変わるものですから。
万が一のこと。
それを考えるのは縁起が良くない。という考えもものすごくわかるけど、
沢山のお見送りを見守っている中で、事前に少しでもお話されてた方たちの方が、やっぱり後悔は少ないように感じています。
お互い生がある間にしか思いを伝えることは難しいので、できるだけコミュニケーションがとれているといいな。
と思いながら、有名酒造の酒粕から考える終活をしたためてみました。
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