一般の方へ
初めまして。
つなぐ納棺と申します。
数あるサイトの中から、このページにたどり着いていただきありがとうございます。
私どもは夫婦で納棺師をしております。
通常、会社組織で湯灌や納棺を行う会社が多い中、フリーで活動をしております。
会社組織でないために不安に感じられることもあるかもしれませんが、組織としてのマニュアルや、会社の意向などに縛られることなく、ご遺族様の想いや、故人様のご生前のご意向などを一番に考えて、時間が許す限りゆっくりとお別れの時間をお過ごしいただけることが、私どもの強みだと感じております。
・・・ただ、納棺師とお伝えしても、現実的にはよくわからない職業であるかと感じます。
10数年前に上映された、「おくりびと」という映画のおかげで認知度は上がったかとは思いますが、実際には、
など、よくわからないことだらけだと思いますので、この辺りについてご説明させて頂きます。
1.納棺師って実際必要なの??
なにしてくれるの??

病院できれいに
してもらったん
だけど・・・
納棺師が必要ではないといわれる時に一番多いのが、
・病院できれいにしてもらった。
・介護士さんにエンゼルメイクをしてもらった。
というお声です。
お世話してくださっていた、看護師さんや、介護士さんのお気持ちを無駄にしたくない。
きれいにしてもらったので、あまり触られたくない。
そういうお声は良く聞きます。

この気持ちはとてもよく理解できますし、正直、過去に見てきたクレームの中に、看護師さんや介護士さんにしてもらったメイクのほうがよかった。というような納棺師としては大変残念なものも見たことがあるのが事実です。
私どもでは、お化粧の仕上がりなどは、必ず確認をさせて頂き、ご遺族様のお気持ちに寄り添った形で故人様のお体に触れさせて頂くことを第一に考えておりますので、お化粧は触らないようにドライシャンプーをさせて頂くことも可能ですし、一旦メイクを落としてお顔を清拭させて頂いた後に、再現することも可能です。
また、万が一、病院でのお化粧がイメージと違っていた場合には、ご遺族様のご希望に沿うように、整えさせて頂くことも可能です。
納棺師が関わらせて頂いて、ご遺族様に驚いていただくことの一つに、お口の違和感に対しての対応ができることが挙げられます。
元々のお口元の骨格や歯並びや、ご生前のご病気の影響で、完全にお閉じできない場合もございますが、入れ歯がなくても、入れ歯があるように整えることや、
酸素吸入の兼ね合いで唇が乾燥したり、陥没してしまったりしている事案に関しても、処置の対応が可能です。

丁寧にしてくれるのは
わかったけど、
化粧が気に入っていたら
いらないような気がする・・・

お化粧だけだと、そう感じられますよね。
それ以外に、必要な場面もございます。
例えば、ご遺族様のご要望で一番多いのは、お口元の表情であったり、口の形がご生前の印象が違うので、整えてほしい。
という内容です。

病院では口は
閉じられないと
言われたんだけど?

