先日終了したドラマ。
イチケイのカラス。
ちょっとクセのある裁判官のお話でした。
あくまでもドラマなので、実際にはありえないと弁護士さんが別のテレビでおっしゃってましたが・・・
キムタクの『Hero』にしても、この『イチケイのカラス』にしても、
こんな検事さんや裁判官がいてくれたらいいなぁと思っちゃいます。
このドラマ、ツイッターでもぼそっとつぶやいたのですが、素敵な言葉が多いドラマでした。
中でも
小日向文世さん演じる裁判官の、
『ありますよ。取り返しのつかない後悔が。
だから今も続けてます。
自分が経験した後悔を伝えることができる』
という言葉が、すごく胸に残りました。
私が、納棺師になった一番の理由は、自分が大切な家族とのお別れのことを何も思い出せないことが大きく影響しています。
本当に取り返しがつかない後悔の一つです。
父の葬儀はまだ14歳だったので、それほど記憶にないのはしょうがないとはいえ、
母の葬儀はもう26歳だったし、喪主だったのにも関わらず、
どんな顔をしていたか?
何を着ていたか?(おそらく白装束??)
何を一緒に収めたのか?
どんな祭壇だったのか?
初めての喪主で、突然の出来事だったので、打合せや、進行もほとんど覚えていないんです。
それがあまりにも悲しくって・・・・
お別れって、悲しいし、寂しいし、つらいし、
色んな感情が渦巻いて、逃げたくもなるし、向き合いたくない気持ちにもなるけど、
自分の経験上、そのつらさや痛みや悲しみを、その時にしっかりと感じておいた方がよいと思っています。
もちろん、向き合えない状況もあるとは思うし、心がついていかないこともある。
だけど、その時にあまりにも目を背けていると、私のように、後悔しか残らないような気がして。
自分の想いをただぶつけるつもりは、もちろんありませんが、もしも、少しでもなにか役に立つことができるならいいなと思っています。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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