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桜で偲ぶ

つなぐ納棺です。


この2日間の雨で、私がいる地方ではすっかり桜は散りモードです。



先日、友人のお母さまの訃報が届き、その翌日、見事な桜を見る機会がありました。



お住まいが遠方だったのでお手伝いはできなかったのですが、その方を桜を見ながら、きっと毎年思い出すだろうなぁと思っていたところ、


友人から、お母さまの法名に桜の文字が入ったと聞き、シンクロだなぁと思いました。


桜の季節には、4年前に16歳目前に亡くなった、愛犬のことをいつも思い出すのですが、これからは、お母さまのことも一緒に思い出すんだろうなぁと思います。





私は、思い出してあげることも供養の一つだと考えています。


昔、父が亡くなってから数年たった時に、父の墓前に最後に手掛けていた仕事に関する写真が飾ってあったことがありました。


年月が経つと、家族でも話すことが少なくなったり、まして、友人たちにそういった話をすることもなく、寂しく感じることも多かったのですが、その写真をみて、家族以外にも、父のことを思い出してくれている人がいる。


という事が、まだ幼かった私にもすごくうれしかった記憶があります。





ちょうど同じころ、誰かに、


「ふと自分が普段食べないものを食べたくなったときは亡くなられた近しい誰かが自分を思い出して欲しいってつたえてるんやで」


と言われたことがあり、

その頃から、ふと頭に浮かんだものはできるだけ、いただくようにしています。



この季節、いつも感じるのは、祖母が亡くなる前に大好きだった、イチゴ大福。

ふと思い出したら、ちょっと遠いのですが、買いに行き、

好きやったなぁと思いながら食べるようにしています。



お墓参りにこまめに行くことも大切な事なのかもしれないけど、人それぞれ事情もあるので、こうしたちょっとした時に亡くなられた方のことを思い出し、心を寄り添う時間、大切にしていきたいなぁと思います。


友の母へ

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