気になるテレビは、録画してこなしている私です。
韓国ドラマがたまりすぎて、夫に怒られながら・・・💦
つい先日、前週分の録画をこなしていたのですが、その中でも私の好きな番組の一つが
『突然ですが占ってもいいですか?』
その番組の中で、最後に一般の方へのリーディングの時間があるのですが、
私は特にその部分がとっても好きなんです。
事実は小説よりも奇なり
という言葉がありますが、
私たち納棺師も、日々ご遺族様と関わらせて頂く中で、すごくドラマのようなお話を聞かせていただくことが多いんです。
え?えええ~~~???!!!
って思うようなエピソードもたくさんあります。
私の個人的なお気に入りエピソードの一つが、
『戦艦ヤマトに乗り遅れた男』の話。(気になります?)
この10数年で、実際に戦争に行かれた方のご遺族様のお話を聞く機会が少しずつ減ってきているので、とても貴重なお話だったなぁと感じています。
そして今回の番組の中では、幼いお子さんを亡くされた若いお母さんがご依頼者さんだったのですが、内容はここでは触れませんが、その中で占い師の木下レオンさんがお伝えされた一言にとても感銘を受けました。
それは、私も、本当に、その通りだと思って、できる限りそういう気持ちになってもらえることを願っていることでした。
それは、
罪悪感を抱いたまま、誤ってばかりいるよりも、
もっとありがとうを伝えてあげてください。
というようなこと。
大切な人を失った時、
多くの人が、何らかの強い負の感情、罪悪感や無力感、喪失感などを抱えます。
時には、怒りを抱えることもあると思います。
ご遺族様とお話していて、
よく耳にする言葉は、
「もっと○○してあげたかった」
「もっと大事にすればよかった」
「もっと気持ちを伝えればよかった」
「もっと向き合えばよかった」
「もっとそばにいてあげたらよかった」
「もっと話を聞いてあげたらよかった」
私も、家族や友人を失った時、罪悪感ばかりを数えて過ごしていました。
そういう感情を持つな!という事はとても難しいと思います。
実際に、してあげられなかったことはたくさんあるし、伝えきれなかった思いもたくさんあるから。
だけど、罪悪感をどれだけたくさん積み上げても、自分の心が癒されることや満たされることは絶対にないし、
そのことが、旅立たれた方の心を満たすこともない。
ありがとう。
その一言で、自分自身も救われる瞬間がある。
そう思っています。
実際、ご遺族様が、故人様にお伝えされている言葉で一番多いのも
「ありがとう」
という言葉。
その場面を何度も見させて頂きながら、
私たち2人も、
ご遺族様からお伺いする故人様のエピソードや、ご遺族様の想いを聞かせて頂く機会を作ってくださった故人様とのご縁に、
「ありがとうございました」
の想いをお伝えさせて頂いています。
今、もしも悲しみと向き合っている方がいたら、
今すぐじゃなくていいから、すこし心に余裕ができたら、
ありがとうと、つぶやいてみてください。
ほんの少しでも、悲しみにあふれた心に温かい灯がともりますように。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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